Sesc イタケーラでのコンサート。
8月頃から、かなり手が痛くなって、1音も弾けなくなり、ずっと仕事をキャンセルし続け、このライブもキャンセルせざるを得ないか、、と思い、ドキドキしながらプロデューサーに相談したが、「好きな曲を選んでいいから、頑張ってやってほしい」と言われ。。
色々な先生について、手を直していたが、どの方も「やめた方がいい」だったのでどうしようか本当に悩んだが、「これ以上休みたくない」、「彼とならなんとかなるだろう!」と思って、演奏相手のパートナーとも相談し、なんとかやってみよう!!と本番を迎えることになった。
きっとこのパートナーとでなければ出来なかったと思う。
彼はオーケストラでも演奏していた人で、ゼのキンテットでも苦楽をともにした同志。
とにかく「なんでも来い!」のキャパシティが広く、音楽性が豊かなミュージシャン。
これは後でわかったことだけど、実は、彼も、プロデューサーにキャンセルをお願いしていたらしい。。。(相談した時に言ってよ〜〜)
とあるミュージシャンの代理で大量の仕事が舞い込んでしまう可能性が出てきて、どうしても、クラシック系のコンサートを実現させるだけの時間が取れない!という理由から。。。
でも、やはり、「どうしてもやってほしい!」とプロデューサーに頼まれていたらしい。。。
もう一つ。これも後で知ったことだが、、(苦笑)
プロデューサーは私と彼の名前を全面に押し出してこのプロジェクトをセスキに持って行っていたらしく、看板である私たち2人が出ない!というのは、冗談でも許されなかったらしい(汗)。。
ということで、本格的なクラシック音楽は私の手の故障により出来なかったが、日本の音楽から、クラシック、そして、ブラジル音楽に至るまで、幅広くレパートリーになった。
これは直前になって、手が飛躍的に改善し(こちらで出会った日本の整体の先生のお陰!)、弾けるはずがないだろうと思っていたクラシックも弾けるようになったので、急遽加えた、大好きなシューマンのトロイメライ。
最後の方で、音がぐぐっ〜〜〜と迫ってきて、その圧力に泣きそうになった。。